古利根写真館・冬







 埼玉県春日部市に流れる大落古利根川はその名の通り昔は利根川の本流で、幾度も氾濫し、被害とともに肥沃な土をもたらしました。今は水田の落とし水を流す川として、夏は水を満々とたたえています。
 ここはその中でも昔のままの屋敷森が残っているところです。この木々のおかげでたくさんの鳥たちが集まります。
 この写真館では冬に出会える鳥を中心に水辺の鳥を紹介します。



カイツブリ《鳰》カイツブリ科 00/2/13

一年中います。キュリリリリと鳴いたり、ひょいと水に潜っては、違うところにぽこっと出てきます。冬には少し色がさめてしまいます。L26cm W45cm

カイツブリ物語をご覧下さい。

コガモ《小鴨》カモ科 99/12/17

小振りのカモです。脇の緑がきれいでしょ。

オナガガモ《尾長鴨》カモ科 00/1/29

首の白、長い尾。なかなかダンディな鳥です。

カルガモ《軽鴨》カモ科 98/1/11

一年中います。お堀の引っ越しで有名になりました。脇の碧はビックリするくらいきれいです。

ヒドリガモ《緋鳥鴨》カモ科 99/12/15

赤い頭が特徴のこの鳥はフィフィフィと鳴きます。

ハシビロガモ《嘴広鴨》カモ科 99/12/28

名前の通り嘴が広いカモです。水に浮いているプランクトンなどを集めて食べるのに都合よいのだそうです。

イカルチドリ《鵤千鳥》チドリ科 99/1/23

この鳥を見て初めて、千鳥足とは左右に揺れながら歩くことではなく、つつつと行っては止まり、またつつつと行っては止まる歩き方と知りました。

イソシギ《磯鴫》シギ科 00/2/11

尾を上下に振りながら歩くこの鳥は地味なので、気をつけてみないと見逃してしまいます。

ユリカモメ《百合鴎》カモメ科 00/1/11

在原業平が詠んだ都鳥はこれだという話です。夏羽(4月頃から)では顔が黒くなります。この鳥は毎朝河口から出勤してきて、夕方帰るとのこと。この辺では春日部が限界(この上流では見られない)。

セグロカモメ《背黒鴎》カモメ科 00/1/11

ユリカモメの暮れの中になんだか大きいのがいるぞと思ったらこの鳥。嘴は黄色です。ちょっと恐そう?!